デジタルポリシー

21世紀において、デジタル技術とバイオ技術は人々の生活、経済、そして政治に大きな変化をもたらしています。その多くは、アジアにおける技術革新によって推進されています。

当事務所の「デジタル政策プログラム」は、政策立案者、市民社会、学術関係者の間で、地域横断的かつ学際的な対話のためのプラットフォームを提供しています。私たちは、テクノロジーに関する議論の中に、倫理的なガバナンス、人権、参加と透明性といった視点を導入することを目指しています。

また本プログラムでは、新興技術がどのようにすれば人類社会の利益のために機能するのかという問いにも取り組んでいます。

重点分野には、データ保護とプライバシー、人工知能の規制、テクノロジーにおけるジェンダー視点、遺伝子工学における生命倫理、そしてデジタル空間における市民の関与などが含まれます。

ウェビナーシリーズ

AI規制：アジアとヨーロッパからのアプローチと視点の議論

人工知能（AI）は成熟段階に達し、サプライチェーンや製造業、自動化、公共ガバナンス、メディア、エンターテインメントの分野で幅広く応用されています。業界や社会はメリットと機会を活用するために AI を迅速に導入していますが、多くの政府も AI の管理ミスによる甚大な被害を防ぐために、責任ある適切な規制枠組みの構築に追随しています。

注目の記事

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The EU's Artificial Intelligence Act: Should some applications of AI be beyond the pale?

Article

The European Union’s Artificial Intelligence Act aims to regulate emerging applications of AI in accordance with “EU values”. But for the most concerning of all such potential applications, the line between regulation and prohibition can be a tricky one to draw.

By Alexandre Erler

Koreans receive pandemic alerts on their smartphones

In South Korea, pandemic data transparency comes at a high cost

Commentary

Efforts to follow social distancing and mask-wearing rules have been crucial to South Korea’s success in containing the Covid-19 pandemic, but experts worry that other measures—such as sharing data from confirmed cases—have stigmatised and harmed marginalised communities.

By Dahye Yim かつ Christoph Mayer

Editing the Human Genome: Great New Dawn for Medical Science, or Brave New World?

Feature

Genome editing, especially in its heritable form, has the potential to significantly reshape the human condition. What does it mean to promote the democratic governance of such a technology?

By Alexandre Erler

All Technology articles

ポッドキャスト

エピソード 1: 倫理的で包括的な AI に関する会話

マレーシアのREVメディアグループでデータサイエンス部門の責任者を務め、クアラルンプールにあるDisruptive Tech Instituteの共同設立者でもあるピーター・クア氏との対談。

本対談は、ノンバイオレンス・インターナショナル東南アジアが制作する「AIと新興技術に関する平和の視点」シリーズの一環です。

エピソード 2: 人々のために? 東南アジアの AI 観

フィリピンに拠点を置くノンバイオレンス・インターナショナル東南アジアのプログラム・マネージャー、ミッツィ・アウステロ氏と、インドネシアのガジャ・マダ大学国際関係学部のユニザール・アディプテラ教授との対談。

本対談は、ノンバイオレンス・インターナショナル東南アジアが制作する「AIと新興技術に関する平和の視点」シリーズの一環です。

アジアにおけるデジタルの課題

アジア諸国は、デジタル技術の開発とそれを大規模な人口に向けて実用化する点において、ますます主導的な役割を果たしていますが、政策立案や規制の面では依然として不十分なことが多くあります。

中国および東南アジアに拠点を置くシンクタンク「Digital Asia Hub」のプログラム・リードであるデヴ・ルイス氏は、この地域が直面している主な課題について語っています。それは、フェイクニュース、プライバシーを侵害する侵入的な技術、そして裕福な国であっても一部の人々がアクセスに困難を抱えるなど、いまだに存在するデジタル格差です。ソーシャルメディア・プラットフォームも、適切なコンテンツ・モデレーションに苦戦を続けています。

インドは、デジタル技術の興味深くダイナミックな発展の数多くの例を示す一方で、カシミールにおける世界最長級のインターネット遮断など、多くの問題も抱えています。

一方で、新たなチャンスも広がりつつあります。創造的経済の成長により、幅広いユーザーの参加が促進され、フィンテック分野での新しい応用が進み、プライバシー保護の重要性に対する市民の意識も高まりつつあります。